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ショック…友達が美容師をやめた理由

おしゃれ番長・K子

親友が美容師を辞めてしまってショックを受けている新人美容師ぷるぷるぷりんのブログです☆
今日は、ぷりんにしてはめずらしく落ち込んでいます。
どよーん…。
高校時代の親友で、同じ美容師をしていたK子が美容師を辞めてしまったんです。
サロンの先輩方のような面白い仮名を考えようと思ったけど、ちょっと今日は余裕ないです。
限りなく本名なK子で行きたいと思います。

K子はぷりんとは違ってすっごくキャラ立ってる子で、高校では「おしゃれ番長」って呼ばれてました。
最新トレンドはK子に聞け、みたいな。小さい頃から美容師になりたいってずっと憧れてて、いっしょに東京に出てきて、通った美容学校は違ったけど、K子がいなかったらぷりんは美容師国家試験に合格してなかったと思いました。
K子の通ってた美容学校は超有名校で卒業生も有名なヘアメイクさんとかがいっぱい。

有名サロンのオーナーしてる卒業生を招いてのイベントとかもしょっちゅうやってたみたいで、K子の話を聞くといつもスゴイな~って思ってました。
K子は大学進学もすすめられたような頭のいい子なので、学科試験対策もばっちり。
ぷりんはわからないところが結構あって、いつもK子に教えてもらってました。
学科・実技ともにかなり優秀な成績で突破したK子は、やっぱり就職先も納得の大きなサロンでした。
かなりの倍率だったみたいだけど、K子は余裕でした。

そんなぷりん自慢の親友のK子だったんですが、昨日突然、美容師辞めたってメールが来て…驚いてすぐに電話をかけたら、K子はもうすっかり落ち着いていて、どうしてこんな決断をしたのか話してくれました。
K子は美容師って仕事にすごく憧れてたぶん「こんなはずじゃなかった」っていうガッカリも大きかったみたい。
確かに、K子みたいな優秀な子だったら、毎日シャンプーばっかりなんていうのは耐えられないかも。

それに、うちのサロンと違って、上下関係の厳しいサロンだったみたいで、それもK子には苦痛だったみたい。
部活動とかでそういうのに慣れていればまた違ったかもしれないけど、ぷりんもK子も帰宅部だったから…。
肝心のお給料も安すぎてお話にならないってK子、怒ってました。
朝から晩まで拘束されて20万円もらえないってどういうこと?ってプンスカしてた。

確かに、今、ぷりんが住んでいるマンションはじつは親の持ち物で家賃はない。
東京で一人暮らしをして、自分で家賃を払ってとなると、新人美容師の平均的な給料ではとてもやっていけない。
それに、将来の保証もないし…今ならまだ軌道修正できるってことで、K子は美容師を辞めたみたいです。
むしろ辞めるなら若いうちにサッサと見切りをつけた方が次の可能性を開けるって考えみたい。

そんなK子、今は大学受験に向けて猛勉強中です。
まだ21歳だもの、ちょっと人より遅れてしまったけど、長い目でみたら18歳も21歳もかわらないレベルの誤差。
人生リセットするなら早い内っていうのも一理あるなって思いました。

でも、ぷりんはリセットボタンは押さないつもり!
誰ですか、勝手に押そうとしてるのは!ダメ、ぜったい。
K子が喋ってたなかで一番引っかかったのが「将来性がない」ってところです。
確かに会社みたいに昇進も定年もないし、退職金だって出るところはあまりないみたいです。
ブラック美容室ともなると、退職金をもらえるどころか、辞めるなら20万円払えなんていってくるところもあるんだって。
さすがにK子が働いていたサロンはそこまでブラック美容室ではなかったそうですが、やっぱり退職金は出なかったって…。

社会保険に加入できる美容室も少ないみたいだし、やっぱり業界全体的にブラックなのかな…いえいえ、そんなことはありません!
もし、自分でサロンを経営することを夢見ているのなら、将来性は十分あると思うんですよね。
OL感覚でいたらキツイかもしれませんけれど。
ぷりんの実家も自営業だったので、そもそも大企業に勤めてる自分とか想像できなかったし、自営業者にとってこんなふうに修行できる時間がたっぷりもらえるって逆にありがたいことだと思う。

K子も大学生活を満喫した後でいいから、また美容の世界に戻ってきてくれないかなあって少し願ってます。
なんてったって、我らの「おしゃれ番長」。
ぷりんと違って才能に溢れてるのに、美容の世界を離れちゃうなんてもったいなさすぎる!

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