自分しかできないことって何だろう…悩める新人美容師ぷるぷるぷりんのブログです☆
サロン「ゴルゴル」には個性豊かな先輩方が揃っています。
そんな先輩方を毎日見ているからかもしれませんが、最近ふと、ぷりんの個性って何だろうって思うんですよね。先輩方はいろんな意味で個性がハッキリしてるんです。きっと、学生時代もいろんな意味で目立ってたんだろうな。
でも、ぷりんはというと、学生時代からごくフツーでした。高校時代も美容学校時代もよくいる感じの、オシャレとアニメとマンガが好きな女子でした。でも、アニメ好きでいったら、もちろん仮名ですけどナウシカ先輩には負けますし、ゴル子先輩のようにキャラが立ってるわけでもないし、ツボ内祐美先輩のように特技があるわけでもない。アニキ様店長のようなオーラもないし。
今は美容師の学校はたくさんあるけど、基本的な技術だけじゃなくてアレンジ方法とかオリジナリティーとかを重視する授業もあるみたいですね。
こことか超実践的な授業ができるみたいじゃないですか。まじですか。うらやましい。
こういうのを学生のときに勉強できてればもうちょーっと早く気付けたかもしれないです。ぎゃふん。
そんな中でぷりんはどんな味を出しているのかな?
ぷりんなんていなくてもいいような気もするけど…と、あやうく腐ったぷりんになるところでしたが「よくわからないけど、今やれることをひとつずつやっていこう」って気持ちを切り替えることにしました。目の前のことに一生懸命に取り組んでいれば、後から個性はついてくるって信じてます。
なぜ、いろんな意味でぷりんがフツーだったのかというと、これまでは今みたいに何かにがむしゃらになることってなかったせいじゃないかなって思うんです。遊びも勉強も含めて、こんなふうにハマったことってなかったです。今のぷりんはまさに美容にハマってるとしかいいようがありません!
そうでなければ、唯一のチャームポイント?である足のむくみも気にせず、手荒れもものともせず、こんなに頑張れるワケないです。たとえば、このフツーな感じだって、今のままではただのつまらない人かもしれないけれど、極めればいい味になっちゃうかもしれないですよね。無理して誰かの真似をしたってしょうがない。誰かのコピーになったってオリジナルにはどうしても負けてしまいますよね。
コピーになるだけでいいなら楽は楽なんです。たとえばツボ内祐美先輩の真似をしてお客様にも喜ばれる指圧師の資格も取得しようかなって思ったこともありました。でも、毎日バタバタでそんなことをしているヒマがないし、もし何か資格を取るにしてももっとぷりんらしいものがいいんじゃないかなって思うんです。ゴル子先輩のカットワークの見事さに惚れ込んで、一時期、手元をずーっと凝視してその技を盗むんだ!っていつの時代の丁稚さんだみたいなこともしてましたけど、たぶんゴル子先輩とぷりんとではもともとのセンスもめざす方向も違うみたい。
無理にコピーになろうとしても、それは劣化コピーにしかなりませんよね。癒し系の個性でいえばナウシカ先輩。王蟲でさえもなついちゃうんじゃないかってレベルのナウシカ先輩、ガーデニングが趣味でサロンの一角に鉢植え並べて腐海にしてます。ぷりんも癒し系っていわれたことが5回ぐらいはあるので、頑張ればその方向にも行けそうな気もしましたが、やっぱりちょっと違うかな…。いったい、自分しかできないことって何だろうなんて今までの人生の中で悩んだことなんてなかったから、ちょっとビックリです。ぷりんでもそんなこと悩むのかーって。
もし、他の仕事についてたらこんなことずっと考えないまま一生終わってた可能性もありそうなので、美容師になってホントによかったです。そういうことを考えるのと考えないのとでは、ずいぶん違った人生になると思いませんか?
もちろん、そんなこと考えない人生の楽しさもよーく知ってるぷりんですので、それはそれでアリだなって思います。でも、ちょっと大変でも、ずんずん自分が成長している感じを味わえるのって素敵です。
これこそ、ぷりんがずっと求めていたものなんだなって、21歳になってようやく気がつきました。